最後はフィーリング

いろんな情報配信の中で、
「〇〇のメリット5点」「〇〇のデメリット5点」という列挙の仕方がありますよね。
とても分かり易くていいと思います。

先日、そのような配信を勉強していて、感じたことがあります。
「デメリット」を挙げて説明がありましたが、その全てがむしろ私は「メリット」と思っていることでした。

メリットデメリットは表裏一体。言い方次第だと強く思いました。
「わるいこと」→だからこそ「〇〇が可能なんだ」(いいこと)ということばかりです。

だから、結論だけでなく、制度の歴史と仕組み全体を理解することはとても大切だと心より思いました。


そして、さまざまな対策も、最終的にはご本人様が喜んで(やりたいという気持ちで)前向きにできる対策しか意味がないです。

たとえば「投資」
お金を増やしたいという最終的な目的があったとしても「不動産」なのか「金融商品」なのか、人によると思います。

前回ご説明した「遺言」と「信託」についても、「遺言」と「後見」の組み合わせと「信託」で目指すところをどちらでも解決できるところと、「信託」でしかできないこととあります。
でも途中の制度自体は全く違う仕組みです。家庭裁判所が登場したり、公証役場が登場したり、文字で説明する以上に、実際どのように行われるのか、それは何のためなのか想像することが大切と思います。

先日個人的に、問題を解決するためにとあるサービスを利用するかしないか検討しました。
かかる費用の面では、かなり助かることは間違いありませんが、でも利用しないことにしました。

どのしくみも、理解することはとても大切。
そこに先入観を入れない。そして、最終的には、自分が気持ちよく取り組める方法を選ぶこと。

新しい制度ができる度に必ず話題に上り、切り取った情報が出ると思いますので、私達はこんな視点で「メリット」「デメリット」だけでない情報をお伝えしないといけないと思いました。






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