謄本の読み方講座

この謄本、赤ハートの持ち分が信託されて、移転してます。
移転後の権利関係はどうなっているでしょう?
共有者は何名ですか?

もともと2名で共有していた持ち分を信託していますが、信託された持ち分は赤ハートのものの2分の1(つまり全体の4分の1)なのか、全体の2分の1なのか、そこが今回の問題の所在です。

ヒントです。

オレンジの持ち分を10分の1、緑の持ち分を10分の1移転した結果、もらった人の持ち分は5分の1になりました。

オレンジも緑ももともと共有ですから、「オレンジの持ち分(2分の1)の10分の1(つまり全体の20分の1)」と同様に緑の持ち分を移転したと考えると、もらった人の持ち分は10分の1になるはずですよね。

つまり、これは「オレンジの持ち分の10分の1」ではなく、「全体の10分の1」が移転しています。

謄本に記載の持ち分は、全体に対する持ち分です。

最初に戻ります。
赤ハートの持ち分は2分の1全部が信託されて、赤ハートは名義人でなくなった。が答えです。

4分の1ずつの共有にはなっていません。それは、登記の目的の「赤ハート持ち分2分の1移転」が、全体に対する持ち分だからです。

普通、持ち分で名義人になったら、新しい名義人の前に「持ち分〇分の〇 株式会社A」と記載があるはずなんですが、ありませんでした💦

この名義人の前につく持ち分も全体に対する持ち分です。

簡単なことなんですけど、今回みたいに名義人の欄に持ち分の記載がないと、結構分かりづらいですよね。と思ってご紹介しました!!

ものすごく、おいしかったし、すごくいい時間が過ごせました。
人脈が大事って言いますけど、うすい関係ではなく、このような時間を大事にしていきたいです。
なんと、このお鍋は2人用ですが、食べ放題で、お鍋以外も沢山、全部美味しかった!!

2 comments

  1. いわま相続不動産コンサルティング says:

    持分の移転、改めて考えるとそうだよね!
    受託者法人が珍しい。
    当時の受益権売買かな🙄

    • 小林 恭子 says:

      この謄本は、持分よりもっと沢山他にみなみ登記が入っていて、ずっと何かあったのだろうと想像します!受託者も、個人経営の小さい法人になってます。。

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