合同会社の社員

法律の分野には、日常生活で使う言葉でありながら、日常のそれとは意味の異なる言葉があります。法律の勉強をしたことの無かった私は、その違いを知らず、今になって思うと、それこそが勉強の理解を困難にした原因だったと思います。

そんな言葉の一つが「持分会社の社員」です。

読者の皆様は、「社員」という言葉から、何をイメージされますか?当時の私は恥ずかしながら、「会社に雇用された従業員」を思い浮かべてしまうクセが抜けませんでした。実際には、会社に出資をした者が社員です。(株式会社でいう株主です。)

原則として合同会社(持分会社の一つの形態です。)の社員は業務執行(会社の方針等の決定)することになります。(所有と経営の不分離)ここが、株主との違いです。(株式会社では、会社の運営にまでかかわらず、投資として株式を保有する方も多くいると思います。)

同じ言葉だけに、意味の違いは紛らわしいですが、そこが分かれば、合同会社についての理解も一気に高まるのではないでしょうか。法律を学習された方からは当たり前だと言われそうですが、以上合同会社学習のポイントでした。

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