相続財産の価格と相続税の課税対象となる価格

いきなり、クイズです。
遺産分割協議の際、不動産の価格はどのように計算されるでしょうか。

答えは時価です。実勢価格ともいいます。
これは、簡単にいうと「売れば、どれくらいになるか」の金額です。

不動産やさんに問い合わせをし、査定してもらいます。
市場でどれくらいで取引されているか、実体に即した金額となります。
値段交渉などあった場合、最終的な取引価格です。

税金の計算では評価額だったり路線価を使いますよね。
本当にだいたいですが、公示価格を100%とすると評価額は70%。
時価は公示価格の1.1倍から1.2倍と言われております。

何%といわれてもぴんとこないかなぁと思い金額にします。
今ある家を売ったら1200万円の家。これが相続税の対象となる課税金額だと700万円ということです。
こう考えると結構大きく違います。

今現金をお持ちのお客様。家を買ってそれを相続すると課税対象額が1200万円から700万円になります。

逆に家をお持ちのお客様。これを売却して現金を取得した場合、課税対象額が700万円から1200万円にふくらみます。

相続財産としての価値は同じ1200万円ですが、形を不動産として相続するとそれが700万円まで税金の面では圧縮になるということです。

相続財産と、相続税の課税対象となる財産は違う!
生命保険が含まれるかどうかもこのお話です。

春ですね!カーテンを真っ白に変えたら、ものすごく明るくなって、入った時の印象が全く違う。引っ越したのかと思いました。気分転換になります


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