居住用不動産を現金化する【リバースモゲージ】【リースバック】制度

毎月参加している相続の勉強会でした。
毎月お会いする同期生とも慣れてきて、、楽しいです。
あと一回になってしまったのが、寂しいですが、今後もコミュニティは続きます。相続に色んな角度で携わる、プロの方々が沢山いらっしゃいます。

会場を出ると、冬は外真っ暗だったのが、まだ明るかったんです。
春が近づいてきているんだなぁと感じて、嬉しかったです。
今、河津桜はもう満開。菜の花も。必ず春は来る。あと少しです。

今日は【リバースモゲージ】【リースバック】のお話をします。
老後資金がいくらになるか、何歳まで生きるのか、何が起きるのか、誰も分からないです。そのため、これからいくらお金を残しておけば安心なのか、不安を感じるご高齢者様が多いそうです。

もし、万が一現金が足りなくなった場合、唯一の居住用不動産を売却せざるを得ない時に、とれる対策として上の2つのしくみがございます。

【リバースモゲージ】相手:銀行 登記:根抵当権
不動産を担保にお金を借ります。老後の返済は利息のみで、契約満期または死亡時に不動産を売却して元金を返済するというしくみです。

したがって、ご自宅を相続して子供に残すことはできません。
お子様が独立し、不動産を別に持っている場合などには良いのではないでしょうか。
ただし、不動産の価格の減少など、リスクはあります。

【ハウスリースバック】相手:不動産屋さん 登記:移転登記
こちらは、こっそり不動産を売却し、売却代金を受け取るしくみです。ただし、売却しても引き続き居住することは可能で、賃料を支払うことになります。

何年賃料を払い続けるのか明確でないですが、場合によっては受け取った売買代金が賃料を下回ってしまうことがありえます。
そのリスクがあると、「最後にしたいことをするための生活資金」という目的で売買代金を使えない可能性はありますね。

どちらも、一般的にご自宅を売却したとした場合の代金より、得られる現金は少ないです。ただし、愛着のあるご自宅を移動しなくてもいいのは大きなメリットです。そして、今まで頑張ってこられた方がやりたいことを叶えられたら、それは素晴らしいことと思います。

少し目減りしてしまうのは否めないので、現金があるにこしたことはないですが、場合によってはこれらの制度がとっても有効なご家族もあります。知っておくことで可能性を広げていただけましたら幸いです!

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