ラブちゃんのこと

カフェで、急に涙が流れました。それも何のことはないタバスコの瓶を見た途端です。


子供の頃飼っていた愛犬が子犬の頃、色んなものを噛んでばかりいました。相当むず痒かったのでしょう。本棚の本の背表紙は1つ残らずボロボロでした。
 
そこでアドバイスされたのが、タバスコです。少し可哀そうな気がしてあまりできませんでしたが、それでも数回やってみた時も案外平気な感じでした。タバスコといえば、当時のことを思い出します。


犬って、本当に可愛いです。可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。どんな時でも、しっぽを振って側にいてくれて、具合が悪い時はじっと静かに耐えていました。

私達人間の方が、犬に学ぶべきことが沢山あるのではと、つくづく思います。
与えられた命を、不満も言わず精一杯生きました。

心臓が悪いと言われていたのに、彼女の最後は脳の血管です。ある日倒れてそのまんま。心の準備ができないうちに、本当にあっという間に旅立ちました。

これは、彼女がトリミングの度につけて帰ってきたリボンです。私にとっては宝物のように大切にしまっています。もう無くなって10年以上がたちますが、まだ毛がついているものもあります。当時のままです。

人間の遺髪もそうですが、毛って亡くなっても、変わりません。どうしてなんだろうといつも不思議でしたが、まだ、彼女が側にいるような気がして、時々撫でています。

死後の世界のことは分かりませんが、また会いたいです。でもその前に、今もずっと思い出しては愛おしい存在です。皆さんにとって、そんな存在は何ですか?

耳が垂れた キャバリア キング チャールズ スパニエル という犬種です。




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