出生からお亡くなりになるまでの戸籍

相続のお手続きをする際、必ず必要になるのが戸籍です。
よく、一生分の戸籍といいますが、もう少し丁寧にいうとこうなります。

Aさんがお亡くなりになった時に、Aさんの一生分の戸籍をとるのは何故か分かりますか?

それは、相続人を特定するためです。

では、相続人は誰ですか?
①配偶者と子供
②配偶者と親
③配偶者と兄弟 ですね。
同時に①と②がなる訳ではないですよ。①が居なかった場合に②、②がいなかった場合に③と順番に相続人になります。

①の子供であれば、Aさんの人生のどこか一部の戸籍だけみても、お子さんは載っているかもしれません。
ですが、離婚して再婚した場合など、今の戸籍にのっていない別の子供がいるかもしれません。
一生分、途切れなく戸籍を取得することで、もれなく相続人が調べられます。

だから、一生分といえど、5歳とか6歳とか、子供の頃の戸籍が欠けていても、大丈夫の時があるのはそのためです。(原則は取ってくださいね。)5歳や6歳で子供を産むのは無理だから、とっても子供が登場することはあり得ない為です。


では、③の兄弟相続の場合、誰のどの戸籍を取得しますか?

まず、Aさんには、お子さんとご両親がいらっしゃらないということです。
だから兄弟相続になる訳ですね。ということで、一生分どこを探しても、1人も子供がいないことを証明しなくてはいけませんので、Aさんの一生分の戸籍は必要です。

そして、兄弟が相続人になる場合は、こちらも兄弟全員を洗い出す必要があります。
そうすると、父の一生分、母の一生分それぞれ全部を取る必要がでてきます。
異父兄弟、異母兄弟も兄弟ですので、両方とも調べる必要があるんです。

第三順位の相続は、それだけでも、取得する戸籍がぐっと増えます。
どうして、と思った方。それはこういう訳だったのです。

自分の戸籍を取る時は、現在のものばかりですので、一生分の戸籍を取るのは相続の時くらいです。
良くタイトルの言葉を聞くと思いますが、それはどういうことなのか解説してみました。

それでは、おやすみなさい。また、あした。

これは何のポーズかと言うと、「ほっぺたが落ちそう」のポーズらしいです。
美味しいといえば、先日お客様からいただいたお土産が、本当に美味しかったです。
平塚の葦の「湘南チーズパイ」チーズが大好きなので。そして、パイなんですけど、パイとクッキーの中間みたいな感じです。平塚にお住まいの方、是非召し上がってください。
スイーツ大好きコバヤシでした。





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