亡くなった方が、どのような財産を所有していたか、意外と分からないことは多いですよね。
特にマイナスの財産については、ますます分かりません。大体督促状が届いて気づくことが多いです。
プラスの財産を相続したいけど、万一借金があった場合に、財産の一部でも手をつけてしまうと、相続放棄はできなくなります。したがって、無いと思っても、一応借金などがないかどうか、財産の全体を把握してからでないと、分かっている財産の処分も、怖くてできないのです。
私たちが相続のお手続きをお手伝いする際に、相続財産を分配した後で、そのような事実が発覚すると、相続人に不利益が発生します。したがって、不安要素がある場合は念のため、調査をしてから手続き進めるのが安全です。
私たち司法書士や弁護士は、その調査業務を代理で申請することが可能です。
例えば
【KSC】全国銀行個人信用情報センター(金融機関からの借り入れや、バンクのキャッシュカードなど)
【JICC】日本情報信用機構(ローン、クレジットなど)
があります。また最近では、どこの保険会社か分からなくても、保険の契約状況も調査が可能になりました。
こんな手続きのお手伝いもさせていただきます。
この情報はかなりの個人情報が含まれてますよね。
したがって、その保護の面から、公的な書類を求められます。
全く当たりのない状態で調べるので、調査期間は早いもので10日、遅いと3週間程度かかります。
その結果まで、全体の相続を待った方がいいでしょうから、申請は早めにしたいものです。
今日はそんな調査業務のご紹介でした!
イベントがあると、どんなお洋服にしよう、どんな髪型にしよう、お花を頼もう、って本番前から、考えるのも楽しみ。そしてかけがえのない時間。