相談会を開催しました。雨の中、沢山のお客様にご来所いただきました。
1時間の枠をお取りしても、なかなかお話がつきず、時間が足りませんでしたね。
大変心苦しく思いましたが、聞き忘れたこと、再度の疑問、何でもご相談ください。
あるお母様からは、男勝りに事業を展開する経営者の娘さんがいつもお母様のことを気にかけてくださる優しいお話を伺い、心優しい気持ちになりました。
娘さんは飲食を経営されてらっしゃるそうで、コロナで売り上げは減少し、ご本人も苦しい中、それでもなんとかできることをして差し上げて、お母様も「あなたもとっても大変だから気にかけないでいいのよ」と気遣って、本当にいいご家族でした。
大人になると、それぞれご自身の生活があり、できることとできないことがございます。
できなくても、気遣いの言葉をかけ、本当はこうしたいのだけど、苦しくてごめんね。と伝える。それを積み重ねていくと、お気持ちは伝わるのだなと、その大切さを思いました。
相続の際に財産の分け方で揉めるのは、その思いの伝わり方だと思うから。
財産の分け方で、少なかった方が権利を主張するのは、切実にお金が欲しいのではないと思います。
その想いなどが良く伝わっていれば別ですが、いざフタを開けてみて、自分だけほとんど無かった時の寂しさ。
他の兄弟にくらべて、自分は想われてなかったのかな。。そんな気持ち。
ただ、多い少ないではなく、そんな心に受ける何とも言えない寂しさこそ、一番問題なんだと思います。
逆にいうと、平等に分けなくても、その理由をきちんと伝え、どんな子もみんなかけがえのない子供だし、大切に思っていることが伝われば、納得できることも多いです。
人は、親に愛されたいですから。だから、日頃から、気にかけていることを伝えてください。
そして、遺言には付言に、お子様への想いを書いてください。
相談会について、色々ご意見あると思いますが、話し合って改善しながら、毎月ずっと開催していきたいと思っております。引き続き、どうぞ宜しくお願い致します!
お気に入りの一枚。