第〇順位の相続人なのか意識しよう(逆相続)

大変不幸なことですが、お子さんが親御様より先にお亡くなりになるケースがあります。
私がかかわったご相続でも沢山ありました。
あるお母さまは電話口でも涙声でした。

さて、今回の事例では弟様がお亡くなりになりました。先に亡くなったお父様から沢山の不動産を相続していました。

このケースで弟様が未婚(子供なし)だった場合、相続人は誰でしょうか?

これも、理屈では分かっているけど、一般の方に誤解のあるケースです。
「同じ家族の母と姉で遺産分割協議」と考える方がとても多いです。
妻子は相続人だよね。それがいない場合は、親兄弟も相続人だよね。というイメージを持たれています。これはおっしゃる通りですが、これらの方々が同時に相続人になることは、ありえません。

相続人には優先順位があります。

①配偶者と子
②配偶者と親(直系尊属)
③配偶者と兄弟

①が全くいなかった場合に②、それもいなかった場合に③となります。

従って先ほどの例だと、まずは「母」のみが単独相続人となり、「母」が居なかった場合に「姉」が初めて相続人になります。つまり、母と姉が同時に相続人になり、二人で話し合いをするということはあり得ません。

今までの逆相続の場合は、全て母は息子の財産を相続する気はありませんでした。
そもそも、父の相続の際、息子におろした財産です。母も高齢ですし、下におりたものを上に再度相続する気がないのも良く分かります。

母はたった一人の相続人ですから、財産を姉に相続させたければ、家庭裁判所に相続放棄の申述をするしか方法はありません。(それしかというのは語弊がありますが、現実的にはそうです)
放棄が認められれば、最初から相続人ではなくなります。

先ほどの優先順位で①と②が全くいなくなったことにより、初めて③の姉が相続人として登場する訳です。①がいる以上は②と③は相続人でさえない。②が居れば、③は相続人ではない。前の相続人が一切いなくなって初めて次の相続人が登場することを意味します。

これも、分かっている方はとても多いですが、実際の事例だと、良く誤解が起きることの一つです。

相続人を正しく特定すること。これが手続きではとても大切です。その後の流れが大きく変わります。
従って、この第〇順位の相続なのかは、意識してみてください!

前回は、絵本といえど、大人しか分からないような真面目な絵本をご紹介しましたが、今日は不真面目で大好きな絵本をご紹介します。「くすっ」として大好きで何度読んだか分かりません。楽しい気分になります。特にパンダ銭湯はお気に入りです。パンダのお風呂の入り方に注目です!

私、玉ねぎが大好きで、一日に3個は絶対食べてたのですが、最近異常に高いんです。
ほーんとに高くて、困っていたのですが、記事にありました。
タマネギ価格、平年比2倍のなぜ 天候不順、「産地リレー」不発 (msn.com)
この前1個200円位の玉ねぎの前で、ものすごく悩んで悩んで、1個買いました。昔はバラでも3個は買えてたし、もう100円位+で袋に沢山入ったの、買えてた!!それでも、食べたいんですよね


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