遺産分割をする時に、問題になるのが不動産です。
不動産って価格がいくつかありますよね。そしてそれらの金額は実際結構違います。
平等に分ける為に、不動産の価値に差があった場合、差額分に相当する現金の支払いをして相殺することも多いです。
そんな時、実際不動産をいくらの価値として計算するのか、分からないと分けられないですね。
実務では2通りあります。
一つは相続税評価額。土地であれば路線価。建物であれば固定資産評価額。
もう一つは売却したらどれくらいになるか、その金額です。
こちらは、不動産やさんに、もし売却するとしたらいくら位で売れそうか聞いてみるのがいいと思います。過去、同じようなエリアで、同じような不動産がいくらで取引されているかがもとになります。
ただし、この金額も、不動産屋さんによって提示される価格が結構違ったりします。
いずれにせよ、当事者が納得していれば問題ありません。
たとえ金額的に差があっても、不動産の所有は負担も伴いますし、それぞれのご事情もございます。
不動産が相続財産であるというお客様はある程度の金額を想定した上で現金をご準備いただく必要があります。保険が有効ですよ!
いずれにせよ、ご家族で良く話し合って決めてくださいね。