設立までの最短時間

打ち合わせで、以前の事務所に勤務していた時によく利用したカフェに久しぶりに行きました。懐かしい場所というのは、急にタイムスリップしたような不思議な感覚になりますね。。
その時は、ヨーロッパ在住の女性(日本人)が日本で合同会社を設立するために数日帰国する、そのタイミングでの打ち合わせでした。とにかく設立登記完了を急ぎたいとのご希望で、ご捺印いただいたその足で書面で法務局に持ち込みました。(郵送だと、一日遅れてしまうので)

会社設立をご希望のお客様で完了登記を急ぐ方はかなり多いです。というのも、法人名義の口座を作りたいなど、その後の様々な手続きに完了後の謄本が必要になるからです。(事前に事情を説明し、定款と登記申請の受領証を提出しておくと手続きが少しはスムーズという金融機関もあるとかないとかです。)

そのお客様は、日本滞在中にどうしても口座の手続きまでやりたいということで、空港からスーツケースのままカフェにお越しいただき、時間との闘いの中急いで申請までやりました。

合同会社の場合、定款の認証(公証役場のチェック)が不要なので、事前に書類の内容などメールやスカイプで十分にやり取りしておけば、お会いした当日にすぐ申請することが可能です。(法人印は事前に作っておいてくださいね)

株式や一般社団は定款の認証が必要になるので、「明日、会社設立申請したいんだけど・・・」というお話をいただいても、公証役場の予約状況によって難しい場合が多いです。(他の事務作業もかなり難しいことが予想されますが、それを無理やりやったとしても)

そのお客様は、無事期間内に一連の手続きを完了させることができました。スイスイと飛行機で行ったり来たりされながら、かっこいいデザインのお仕事をこなされ、すごくまぶしかったです(笑)

そして、スカイプでのやりとりが、すっごく恥ずかしかったです(笑)他のスタッフと机を並べて仕事をしている中、私が真っ赤になって話してるのを隣で見られるのも、恥ずかしかった。。

そして、何より補正(書類に不備があり、再提出や書き足しを必要とする場合など、登記の完了が遅れる)のプレッシャーがすごく強く、何事もなく完了したことにほっとしました。

このように頑張れば、設立の手続きは最短でできますが、、不要なスリルを味わうことにもなりますので、なるべく余裕をもった方がいいのは間違いありません。


お客様、異国の地でお元気でしょうか。。いつも思いますが、登記は単発のお仕事のことが多く、そこが寂しいです。2度目3度目、もしくはご紹介!そういう繋がりが感じられると、飛んで喜びます。直接のご依頼でなくても、近況報告でも、是非いらしてください!お待ちしております~




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