ものすごく簡単な路線価の計算方法

皆さん、ご自身が相続に直面したら、一体いくらお金を払わなくてはならないのか、心配になることはありますか。
「だいたいどれくらいなのかなぁ」と漠然と思っていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。

相続財産が総額いくら位なのか知るために、まずは不動産をお持ちのお客様へ、簡単な計算方法をお伝えします。

土地:路線価で計算します。
建物:毎年4月から5月にくる納税通知書に記載の評価額を基準にします。

土地の路線価はどこをみれば分かるかというと、国税庁のホームページです。
「国税庁 路線価」で日本全国の地図が出てきます。その地図を狭めて、まずはご自身のご自宅周辺を出してください。

地図の道路に数字とアルファベットが記載されているのです。
ご自身のご自宅が接道している道路に何と書かれていますか?
「300D」の数字の部分「300」がその道路に接道する土地の1平方メートル当たりの金額です。単位は「1000円」。ですから、「300」は「30万円」です。
そこに土地の面積をかけた金額が、土地全体の路線価です。

では、2つの道路、3つの道路に接している場合はどうなるのでしょう?
・2つの場合  高い方の金額を正面道路の価格とすると
 正面道路の価格をもとに出した価格の105%です。(だいたいです)

・3つの場合  最も高い方の金額を正面道路の価格として
 正面道路の価格をもとに出した価格の108%です。(だいたいです)

本当は、もっと難しい公式があるのですが、皆様は税理士ではありませんので、こういう感覚を身につけていただければ充分です。

どうでしょう。複雑な税務の計算も、すごく簡単に捉えることができるでしょう。この大体を知っておくと、比較的簡単にざっとした不動産の課税価格が分かります。これをもとに相続財産について漠然とした感覚をもう少しクリアにしてみましょう。その上で更に不安があったら、正確な金額を出すプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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