リバースモゲージという選択

リバースモゲージという言葉を聞いたことがありますか。

簡単にいうと、家を担保に資金を得る(家を買うために借りるではない)ことです。

イメージしてください。
自宅3000万円持家あり。ただし、現金がありません。
方法その1:売って現金を得る。

もちろん、シンプルでOKです。ただし、住み慣れた家で最後まで生活したい。という方。

こんな方のために、売却せずに自宅を担保に現金を得る方法がリバースモゲージです。

借りた方が生きている間は、利息程度の返済でOK!
ただし、亡くなった時に、その不動産を売却して返済することになります。

つまり、相続人に家は残りません。※繰り上げ返済は可能です!

生前に売却して現金を得るのを先延ばしにしているイメージですね。


相続の仕事を沢山していると、家が問題になることが多いです。
大体、子供世代も独立し、持家を持っているケースが沢山あります。
また、分けられない財産の代表で、争いの種になることもある。
そういう場合は、生前生活に困ることなく現金を得られ、不動産を残さないという方法で、気持ち良いですね。すっきりしてます。

登記の面からいうと、根抵当権の設定、代物弁済予約による所有権移転の仮登記などが入ります。

日本語に訳すと逆抵当権です。 【リバース(逆)モゲージ(抵当権)】

普通の抵当権と違い、最終的にいくら借りることになるのか、分かりません。
上限の範囲内で、長生きすればするほど、金額は増えます。

逆に不動産の価格に対して、借入が少なければ、相続発生時に相続人に現金が残ります。

お金は使ってこそ価値があるので、相続の際、きれいさっぱり残して死ぬのが理想です!
多少多かったり足りなかったり(これは困るか。。)はあるにしても、ぴったりだったら人生やり切った感じがありますね。
それまでに、子供には自力で生きる力をつけてもらいましょう。

先日、お客様でこんな選択をされた方がいらっしゃいましたのでご紹介です。




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