遺産分割協議書と遺産分割証明書

相続人の数が多い相続手続きで、それぞれ日本全国いろんなところにお住まいの相続人へ、書類を準備していたら、家が郵便局みたいになりました。
皆さん、郵便屋さんは集荷もしてくれるってご存じでした?
レターパックだけかと思ったら、普通郵便でも快く「いいですよ~」と持っていってくれます。レターパックの配達がほぼ毎日あるので、配達というよりレタパの交換になってます。ものすご~く有難いです。いつも本当にありがとうございます。
明日は、配達の方に預けるのもお気の毒なので、、郵便局に出そうと思います。

さて相続財産の分け方について話し合いの結果をまとめた書類は、「遺産分割協議書」と言って、一通の書面に相続人全員が連名で署名捺印(ご実印)をします。

ところが、今回のように、なかなか一同に会えない場合は、代表者が音頭をとって内容についてそれぞれの方に確認することもあります。結果、全員がご納得いただいていればいい訳です。それこそ、ズームで全員で家族会議を行い、内容については納得しているが、その場で全員が署名捺印できない場合は、1通の「遺産分割協議書」を持ち回りで回して完成させることもあります。

また、今回のように相続人が多い場合は、郵送で持ち回りで作成していたら、それだけで時間がかかってしまう場合は、「遺産分割証明書」をそれぞれにお送りすることもあります。これは協議の内容は「遺産分割協議書」と一緒で、どの財産を誰にあげるか内容を記載しますが、署名捺印は1通につき1名分です。それを相続人皆様がそれぞれ作成し、人数と同じ数の書面を一つにまとめて、初めて、1通の遺産分割協議書と同様の効力を持ちます。
同じ趣旨で作るものなので、そんなに難しくありませんが、少し書き方が変わります。

協議書:全員が参加して次のように協議した。
証明書(1人分ずつのもの):分割協議の日付を先に記載し、共同相続人間で次の通り決定したことを証明する。

といった表現になります。遺産分割証明書は「年月日これこれこういう話し合いを間違いなくしたことの証明」をそれぞれが確認した証明であり、それを全員が証明しているから、結果意見は同じであることは間違いはなく、「協議書」と同じと考えていいでしょう。ということです。

登記でも、金融機関でも両者は同じような取り扱いをしてくれます。
金融機関は、会社によって対応が違うので、日本全国どこでもやってくれますとまでは言い切れませんが、大体ほとんど対応してくれます。でも、最初は「遺産分割証明書」って何ですか?と結構な確率で聞かれます💦認知度低いのかなぁ、、。

相続人が多い時は、これがとっても便利で、「遺産分割協議書」では正直やってられないと思います。同時に一度に発送できるメリットは大きいです。

【まとめ】
遺産分割協議書:一通の書類
遺産分割証明書:相続人の人数分書類があり、まとめて1つの協議書としての書類となる。
証明書は便利な反面、一人分抜け落ちたら、話し合いの証拠にならなくなりますから、、リスクはあります。そして、やはり、協議書の方が法律的に信用度は高いと思いますので、そこはご理解の上ご判断ください。


こういうことになるから、相続人多い方は特に遺言書いておいて欲しいとず~っと思いながら、郵便作ってます。
という訳で本日も疲れました!みなさん、ご苦労様でした♡

これは、ルルベちゃんです。ルルベとはバレエ用語です。足の格好が似てることが由来だそうですが、ルルベちゃん見た時、直感でものすごく可愛いと思って惹かれたのは、バレエも大好きだからかな。
身の回りのものも少しでも使いやすいもの、お気に入りのもの、可愛いものに触れるだけで、驚く程モチベーション違ったりします。特に、「気持ち」って能力と同じくらい大事だと思います。どんなことでもいいから大好きな気持ち上向きになれるものや環境の中で自分を盛り上げたいと思います。
ルルベちゃんは、プライベート用ですが、一緒にいるとうきうきします。

人それぞれ、楽しみも好みも違うので、自分が大好きとか、可愛いいと思えることを大事にしてください。

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