印鑑についてあれこれ

今官公庁がお休みに入る前にできることで漏れがないか、意外と緊張感を持って過ごしております。

さて印鑑について、法人は法務局に「法人代表印」の印影を登録します。
個人の実印登録と同様、登録した印鑑が法人代表印という訳です。
この法人代表印について昨年2月に制度が少し変わりました。(今更ですが)

簡単にいうと、「印鑑の登録」は必須だったものが、「してもいいし、しなくてもいい」になったのです。ただし、実際契約行為などで法人の代表印+印鑑証明が求められる場面があります。実印登録をしないことによっておこる不便さは自己責任ということです。
登記においても、書面申請をする際は実印の押印が求められます。オンライン申請は、電子署名ですから、この場合のみ代表印なしでも申請が可能という訳です。
したがって、「任意であっても、登録する」運用がほとんどです。
印鑑の届出が任意になった記事
印鑑がオンラインで登録できるようになった記事

今後どこかの場面で「うち、法人代表印登録してないんです」という会社に出会ったとしても、ありえる話!になりました。



弊所では、会社設立する際に、特別ご印鑑にこだわりのないお客様については、法人のご印鑑のご準備もさせていただき、完了の際にお渡しをしております。印鑑廃止の動きが強いですよね。確かに認印は減ってきました。一方実印はいまだに求められることがあります。はんこ屋さんの注文画面でも、ハンコの印影と同じ電子データつきのオプションが出来、電子化の波を感じました。

起業3本セットは、1本が良く代表印として印鑑登録されるドーナツ型の印。もう一本は銀行印。それに角印です。ドーナツ型の印鑑には、外側の部分に社名、内側の〇の中には、
代表取締役印 ・・・ 株式会社・有限会社
代表者印 ・・・ 合同会社・個人事業
代表理事之印 ・・・ NPO法人・社団法人・医療法人
これらの文字が入ることがほとんどです。

ただし、実印登録する印鑑に特に決まりはないので、あえて角印を登録される方もいらっしゃいます。それこそ、木彫りの印鑑でも構いません。

最近カラーコピーも精工になり、印鑑の印影のコピーもどちらが本物か見分けつかないくらいです。紛らわしいですよね。法務局に出すのもコピーでも分からないのでは??と思われると思いますが、、そんなことはありません。どうやってチェックするかというと、セロハンテープ。これを印影に貼ると、朱肉で押されたものはインクが付くから分かるそうです。と、法務局の職員さんが教えてくれました。

ハンコ1つの重みをひしひしと感じる経験をしてきましたが、時代は変わるかな??

クリスマスに、もこちゃんが「私にもプレゼントちょうだい」と言ってます。みてください。かわいいお手てですね。

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