2年間の道のり

本日、一番下の娘が2歳になりました。

妊娠のことを誰にも話さずに過ごした妊婦時代。待合室のご家族の様子に、毎回落ち込み、泣きながら帰った妊婦検診。それでも、赤ちゃんと一緒にいるんだという気持ちが、私を助けてくれました。そして、誰にも気づいてもらえない赤ちゃんに申し訳ないなぁといつも思っていました。

でも、どんな状況でも、産まれた時は本当に嬉しくて、嬉し涙で沢山泣いて、世界中で一番幸せだと心から思えたあの日。色んなものが、まぶしかったあの日。

沢山心配して不安でいっぱいの日々でしたが、いつのまにか成長して、今ではお姉ちゃんよりたくましい。可愛くて可愛くて仕方のない末っ子です。

3回もお世話になった尊敬する院長先生が、ネットに書いていた記事があります。その記事から子供の名前を付けました。そこには、こんな記載もありました。「産婦人科=おめでたい科というイメージもありますが、決しておめでたいことばかりでなく、悲しい結末をむかえなくてはならないことも少なくありません。そのようなときに、できる限り力になり、サポートしたいと思っています。
私自身もハンディキャップを持つ息子の父ですが、ハンディキャップがあるからと絶望する必要もなければ、悲しむこともないのだと教えてもらいました。」

今産後にメンタルを壊して、亡くなってしまう方が増えているそうです。
出産後の検診で、激しい落ち込みから号泣したりを繰り返し、先生から「キミを行政に報告するから、担当の方が助けてくれるから」と通報されました(笑)

それから、行政には大変お世話になり、電話相談や面談を繰り返しながらも、なんとか生きています。

そんな、情けなく頼りない母ですが、一つ褒められたこと。。どうしようもなった時に「助けて」と電話をかけて助けを求められた。本当に良く頑張って電話してくれたね。担当の方にそう優しく言っていただきました。母親なんだから、しなければならない、頑張らなくてはならない。という風潮の中、初めてかけてもらった言葉でした。

小林家があるのは、本当に多くの方のお陰です。人って助けてもらったり温かい言葉をかけてもらったりすると、絶対自分も返したいって気持ちになるんです。「〇〇しなさい!」「こうしなきゃだめだ」って言われなくても、心から自然にわいてくるのです。
この事務所は、そんな私の想いを込めて始めました。事務所名は、超普通ですが、、ホームページやメールアドレスには密かに私の気持ちを入れました。

何で司法書士なのと聞かれることもありますが、登記が大好き過ぎて夢中になった訳ではありません(笑)。嫌いではないけど。どんなお仕事でもいいんです。その先に、とにかくお役にたちたいという想いがあって、自分にできることが司法書士でした。
2年間のあの時の経験があったからこそ、この事務所もうまれました。いろんな想いを胸に、司法書士小林恭子として改めて頑張っていきたいと思います。




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